今日はバドミントンのラリーの一番最初のショットであるサーブの打ち方などを解説していきます
自分が得点をしたら必ず打たなければいけないショットなので確実に身につけておきたいショットです
また、バドミントンで唯一止まったシャトルを打つことができるので絶対にミスしたくないショットでもあります
さて、そんな大切なショットであるサーブについてさっそく見ていきましょう
バドミントンのサーブのルール
バドミントンのサーブには様々な制約があります
バドミントンはもともと紳士のスポーツでラリーを続けることが目的だったので、攻撃的なサーブを打ってはいけないなどの細かい制約があります
そういったルールを破ると即相手に一1点を与えることになります
とてももったいないのでぜひルールを覚えておきましょう
2019/01/25 追記
サーブに関するルールが改正されます。詳しくはコチラ↓の記事でお話ししています。この記事で言うとルールの3番に関することです。

バドミントンのサーブのルールが改正されるということをご存じですか?日本では2019年の4月から新しいルールが適用されます。しっかりと確認しておきましょう!
1.線を踏んじゃダメ
サーブを打つ際にコートのラインを足で踏んでいるとフォルト(反則)となります

2.足が動いちゃダメ
サーブをしている間は足が床から離れたり、元々の位置から動いてはいけません
ただしインパクトの後は動いてOKです
3.腰より下で打ってね
これにより攻撃的なサーブを禁じています
腰の位置は腕をだらんと下げて肘を曲げたときの高さを目安にしています
ラケットとシャトルの接触面がそのラインより下ならOKです
ただこれについてはルールが変更になるという話もあります
変わり次第追記、もしくは新しい記事を書きたいと思います
4.対角線に打つ
サーブは対角線に打ちます

自分の点数が偶数のときは青、奇数のときは赤の方向へ打ちます
他にもいくつかルールはありますが代表的なものはこれくらいです
ルールについては日本ユニシスのサイトがわかりやすいので、「日本ユニシス サーブについて」で検索してみてください
バドミントンのサーブの打ち方
サーブにはフォアで打つものとバックハンドで打つものがあります
動画で見た方がわかりやすいのでまずは見てみてください
↓この動画の6:55のサーブなど赤い選手が打っているのがフォアハンドのロングサーブです。
この動画↑の赤い選手が打ったのがフォアハンドのロングサーブで
この動画がバックハンドのショートサーブです
フォアハンドのサーブは男子中高生や女子のシングルスで使われ、バックハンドのサーブはダブルス全般や男子の上位シングルスで使われます
フォアハンドのサーブの打ち方
簡単に言うと
- 足を前後に開いてL字に置き、肘を引く このときシャトルは左手に持ち前に出す
- 腰を回転させながら肘を下から前にだす
- ラケットを回内させてシャトルを打つ
- ラケットを脱力して左上に振りぬく
という感じです
ポイント
ポイントは
- 体を横に向けて構える
- シャトルを投げない
- 打点を前にする
の3点です
体を横に向けると体のひねりを使うことができますが、正面を向いているとひねりを使えないのです
また、シャトルを投げたり上に放り上げるとシャトルの落下点がバラバラになったりタイミングが難しくなります
ではどうするかと言うと、シャトルを持った腕を右斜め前に出したらそこから手を離してシャトルを落とします
こうすることで安定した打点で打つことができます
打点は、左足に重心を掛けて左腕をまっすぐ伸ばしたところの真下らへんです
これが体に近すぎるとスイングが窮屈になったり上に勝ちあげるようなスイングになったりします
それともう一つ注意点として足(特に右足)が動かないように気をつけてください
フォアのロングサーブは特に右足が動いたり床から離れたりしがちです
足の裏が付いていればOKなのでかかとが浮いても大丈夫です
こちらの動画がわかりやすいので参考にしてみてください
高さを意識しよう
フォアハンドのサーブでは高さを出すことを心がけてください
深く高いサーブは相手の攻撃の威力を少し下げてくれます
このあたりの説明は面倒なので省きます
バックハンドのサーブの打ち方
参考↓
- 右足を前にL字に足を開く
- ラケットをバックハンドで握り前に出してセットする
- 面の前にシャトルを持ってくる
- ラケットをまっすぐ引いて平行に押し出す
という感じです
ポイント
ポイントは
- 高さに気をつける
- 先にラケットをセットする
- シャトルはコルクを自分に向けて持つ
- 面は垂直にしてまっすぐ押し出す
の4つです
上の3つはほぼルールに対する対策です
高さに気をつける・先にラケットをセットする・コルクを自分に向けて持つ
先ほどのルールの話でもしましたが、腰より上で打ってはいけないというルールがあります
なのでそれ以上にならないように気を付けてください
また、シャトルをセットしてから初めてラケットが前方に動き出した瞬間をサーブの始まりとするというルールがあります
そしてその途中でサーブを止めたりしてはいけないというルールがあります
先にシャトルを前に持ってきた時点でサーブの始まりとみなされるので、そこからラケットを引くとこれらのルールに違反してしまいます
そしてサーブは最初にコルクの部分を打たなければならないというルールもあります
シャトルを垂直に持っていると先に羽の部分にガットが当たります
コルクの部分を打つために自分にむけて持ちましょう
正直そこまで見てる審判なんてほぼいませんがルールはルールなので守っておいた方が安心です
面は垂直にしてまっすぐ押し出す
これは技術的なコツです
ショートサーブを紹介したさっきの動画でも言っていたことと同じです
サーブが浮いたりネットに掛かったりした時の調整を、打つ強さや打ち方で変えてしまうと感覚による差が大きくなります
なので面をまっすぐ打ちだす打ち方は毎回変えずに、シャトルの向きで調整しましょう
サーブの練習方法
フォアハンドのサーブ
フォアハンドのサーブの練習にはシャトル筒立て練習がいいでしょう
コートの角など狙いたい位置にシャトルの筒を立ててサーブを打ち狙います
シャトルの筒は縦に細長いので横からシャトルが来ても入りません
なので必然的に高く打つ必要があります
また筒に入れるのはかなり難しいので同時にコントロールも鍛えることができます
バックハンドのサーブ
バックハンドのサーブの練習はテープやひもをネットの高さに張って打つ練習がいいでしょう
バックハンドのサーブは浮いたら終わりなので白帯ギリギリを通せるように練習してみてください
壁などにネットの高さのしるしをつけてサーブを打つといいです
シャトルが向こうに行かないので効率よく練習できます
ただコートを使える場合は、2人一組で向かい合ってお互いにサーブを打ちあった方が練習になります
バドミントンのサーブまとめ
ということで以上がサーブの打ち方などです
サーブは特に制約が多いので、違反しないように気をつけましょう
また、最初にお話ししたようにサーブは唯一止まった状態でシャトルを打てるショットです
おちついて自分のペースで打つことを心がけておきましょう
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